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世界的な電力変換の専門企業である中国のKSTAR(Shenzhen Kstar Science & Technology)はこのほど、KSTARベトナムプロジェクト第1期となる初のベトナム製造工場を棟上げしたと発表した。
KSTARの新たな製造拠点は北部紅河デルタ地方ハイフォン市に位置し、敷地面積は4万7715m2。工場の建設計画は2期に分けられ、総投資額は2200万USD(約28億6000万円)超。第1期は6月に完了する。今年末までに新設備が設置され、生産が始まる見込みだ。第2期は2024年に着手する見通し。
KSTARのプロジェクト責任者によると、第1期では年間1万ユニットの無停電電源装置(UPS)、1000ユニットのモジュラーデータセンター、1GWの太陽光発電インバーターを生産する予定だという。また、工場が完成すれば、200人の雇用を創出することになる。
KSTARは約3000人の従業員を擁し、150か国以上で事業を展開しており、世界でも有力なUPSメーカーとして知られている。同社によると、2021年の出荷は世界のUPS市場で5位となった。新工場は生産能力の増強だけでなく、KSTARの世界的な事業拡大にも寄与すると期待されている。