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- 第1案:タンソンニャットは国内線専用に
- 第2案:タンソンニャットで国際線2割運航
- ACVとCAAVは第1案を支持
ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は、東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港の第1期が2026年に稼働を開始すれば、ホーチミン市タンソンニャット国際空港のすべての国際線をロンタイン国際空港に移管する方針を示した。
ロンタイン国際空港は、第1期の年間旅客処理能力が2500万人で、住宅地から離れているため、24時間の運用が可能となる。
また、同空港の運航計画について、以下の2つの提案が検討された。
第1案は、ロンタイン国際空港がすべての国際線を受け持ち、タンソンニャット国際空港は国内線専用とする。また、ロンタイン国際空港でも乗り継ぎ需要に対応するため、国内線の一部を受け入れる。
第2案は、タンソンニャット国際空港が1000km未満の短距離路線を中心に国際線の20%を運航し、ロンタイン国際空港が長距離路線を中心に国際線の80%を担う。この場合の利点として、既存インフラの活用と短距離路線の利用客の利便性が挙げられるが、両空港で税関・検疫・保安にかかる運営コストが増加するほか、国際線ネットワークの分散によるハブ機能の低下が懸念される。
ACVは、人員・設備の最適化と管理コストの削減、ハブ機能を担うロンタイン国際空港の競争力強化を実現できるとして第1案を支持し、ベトナム航空局(CAAV)もこれに同意した。