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- 共有オフィス供給は前年同期比20%増
- 稼働率は中心部85%、それ以外は70%
- 中心部のAクラスは多国籍企業に人気
英系不動産サービス大手ナイト・フランク(Knight Frank)のベトナム現地法人ナイト・フランク・ベトナム(Knight Frank Vietnam)が発表した2024年1~6月におけるホーチミン市のコワーキングスペース市場レポートによると、同市のコワーキングスペースの供給は前年同期比+20.0%増加した。これは主に中心部に新たにオープンした高級コワーキングスペースによるもの。
同市には現在、120か所のコワーキングスペースがあり、28社が管理している。今年末までにさらに5か所がオープンする見通しだ。
供給増により、稼働率は前年同期の81.0%から73.0%に低下。中心部の稼働率は85%と高いが、それ以外のエリアの稼働率は70.0%程度だった。
コワーキングスペースの平均月額賃料は1人あたり219USD(約3万2000円)で、前年同期比+4.5%上昇した。クラス別でみると、Aクラスの平均月額賃料が1人あたり344USD(約5万円)となっている。
中心部にあるAクラスのコワーキングスペースが多国籍企業の間で人気を博しているのに対し、郊外にあるコワーキングスペースは中小企業やスタートアップ企業に人気だという。