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- イノックス子会社のイノックスエコエム
- 負極材用一酸化ケイ素工場を竣工
- 年産規模3600tに拡大、需要増加に対応
韓国のIT素材メーカーであるイノックス(INNOX)の子会社で、車載用二次電池関連製品を製造するイノックスエコエム(INNOX Ecom)は、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で負極材用一酸化ケイ素(SiO)工場を竣工した。
2026年末までに、稼働率を80%以上まで引き上げる計画だ。これと同時に、年産規模も当初の1200tから3600tへの拡大を目指す。工場をハイフォン市に建設した理由は、大規模な港があることが決め手になったという。
同社は韓国の忠清南道(チュンチョンナムド)牙山(アサン)市にも負極材用材料の工場を保有しており、今回はこれにハイフォン工場も追加したこととなる。これにより、シリコン系負極材の需要増加に応える意向だ。