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- AI活用の検索プラットフォーム開発
- 累計資金調達額1800万USD超に
- ユーザー体験向上や新機能開発へ
人工知能(AI)を活用した検索プラットフォームを開発する地場スタートアップのAIハイ(AI Hay)はこのほど、東南アジアを中心にテクノロジー分野のスタートアップ企業に投資するアルゴー・キャピタル(Argor Capital)が率いる投資ファンドから、シリーズAラウンドで1000万USD(約14億4000万円)の出資を獲得した。これにより、累計資金調達額は1800万USD(約26億円)超となった。
今回出資した投資ファンドは、◇スクエア・ペグ(Square Peg)、◇ノーススター・ベンチャーズ(Northstar Ventures)、◇アップワークス(AppWorks)、◇フェニックス・ホールディングス(Phoenix Holdings)となっている。
調達資金は、ウェブプラットフォームのユーザー体験向上に加え、教育・エンターテインメント分野向けの新機能開発、日常生活で活用可能なAIアシスタントの構築などに充てられる予定だ。
「AIハイ」は、自然言語処理と大規模言語モデル(LLM)を活用したAIベースのQ&Aプラットフォームで、ユーザーの質問に対し、文脈に応じた正確かつ信頼性の高い回答を提供する。回答には明示された出典が付され、ローカルの監修済み情報、専門家やユーザーによる知見なども活用されている。
2024年6月にサービスを開始し、ウェブサイト<ai-hay.vn>のほか、iOSおよびAndroidアプリでも提供している。ローンチから1年で1500万件を超えるダウンロードを記録し、月間1億件以上の質問が処理されているという。
モバイルゲーム市場の調査会社センサータワー(Sensor Tower)の2025年5月統計によると、AIハイは東南アジア発のAIアプリとして唯一、月間アクティブユーザー数で地域トップ10にランクインした。ベトナム国内のApp StoreおよびGoogle Playでは、「教育」カテゴリでダウンロード数1位を獲得している。