![]() (C) ハナ金融グループ |
- デジタル金融事業の協力強化に向けて提携
- 事業者から観光客までの幅広い層を対象
- 19年、ハナ銀行がBIDVの持ち分15%取得
韓国のハナ金融グループ(Hana Financial Group)のハナ銀行(Hana Bank)はこのほど、ベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)との間で、韓国とベトナムの間で推進するデジタル金融事業における協力強化に向けて提携した。
ハナ銀行のフィンテック技術とBIDVのベトナムでの決済網を組み合わせることにより、越境QRコード決済をはじめとした金融サービスを利用できるようにする。事業者から観光客までの幅広い層を対象とする。
これに先立つ2019年、ハナ銀行はBIDVの持ち分15%を取得し、パートナーシップ関係を築いた。以降、ハナ銀行の子会社でフィンテック事業を手掛けるGLNインターナショナル(Global Loyalty Network International=GLN)を通じて、デジタル金融事業における協力を続けてきた。
GLNインターナショナルは2022年、BIDVと共にQRコードを利用した現金の引き出しサービスの提供を開始した。モバイルバンキングアプリ「ハナ・ワンキュー(1Q)」でQRコードをスキャンするだけで、ベトナム国内にある現金自動預け払い機(ATM)約2100か所で引き出しが可能となっている。