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- 韓国のノバテックとベトナムのカインアン
- 26年中に設立予定、ノバテックが51%出資
- 35年までに年産7000t規模へと拡大計画
韓国のレアアース磁石メーカーであるノバテック(Novatech)はこのほど、ベトナムのコングロマリット(複合企業)スアンカウ・ホールディングス(Xuan Cau Holdings)の子会社であるレアアースメーカーのカインアン・インダストリー(Khanh An Industry)との間で、ベトナムにレアアースの製造を行う合弁会社を設立するため、覚書(MOU)を締結した。
合弁会社は、2026年中に設立する予定だ。持ち分はノバテックが51%、カインアン・インダストリーが49%を保有する。
カインアン・インダストリーは、西北部地方ラオカイ省にある鉱山で採取・生産したネオジムをはじめとしたレアアースを、合弁会社とノバテックに供給する予定だ。
一方、ノバテックは、カインアン・インダストリーに対してレアアース製造の技術移転を行い、製品の質向上を支援する。合弁会社の工場は、2035年までに年産7000t規模へと拡大する計画だ。
ノバテックは今回の提携について「レアアース生産における中国への依存度を引き下げるのに寄与するだろう」と述べている。