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- デジタル地図システムを共同研究
- ナビ支援や運転支援システムも開発
- ビンファスト製EVのOSに直接統合
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は、地図アプリやナビゲーションを手掛ける地場ベトマップ(Vietmap)との間で、戦略的提携に関する覚書(MOU)を締結した。
両社は、ビンファスト製EV向けのデジタル地図やスマート交通サービスの共同開発・搭載で協力する。これにより、環境配慮型交通エコシステムの拡大、ユーザーエクスペリエンスの向上を図る。
両社は、ベトナムの交通インフラに適した高度なデジタル地図システムを共同研究・開発する。特に、全国の高速道路やVIC傘下のビンホームズ[VHM](Vinhomes)が開発する都市区に重点を置く。
また、◇ナビゲーション支援、◇先進運転支援システム(ADAS)、◇リアルタイム測位、◇位置情報サービス(Location-Based Services=LBS)といった高度な地図機能も共同で開発する計画だ。これらのソリューションは、ビンファスト製EVのオペレーティングシステム(OS)に直接統合され、ユーザーにより包括的でスマートな体験を提供する。
提携の一環として、ベトマップはナビゲーションアプリ「ベトマップ・ライブ(Vietmap Live)」を利用するビンファスト製EVのオーナー向けに特別優待パッケージを提供する。
ビンファストは今後、同アプリをオプション提供のパッケージソフトウェアとして配布し、ユーザーが簡単にアクセスして体験できるようにする予定だ。ビンファストはベトマップ製品のプロモーションを支援し、国内で急速に拡大するEVユーザー層への浸透を後押しする。