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- 車部品エフ・シー・シーなどが出資
- これまでに獲得した出資総額4700万USD
- 東南アジアで持続可能な交通の発展を推進
電動バイクの生産・販売を手掛ける地場スタートアップのダットバイク(Dat Bike)は18日、シリーズBラウンドで2200万USD(約32億6000万円)の出資を獲得した。同社がこれまでに獲得した出資総額は4700万USD(約70億円)超に上る。
今回の資金調達は、クラッチメーカーのエフ・シー・シー株式会社(静岡県浜松市)と、日本とシンガポールを拠点とするリブライト・パートナーズ(Rebright Partners)が共同で主導し、既存投資家のジャングル・ベンチャーズ(Jungle Ventures)も引き続き参加した。
また、新規投資家として、キャセイ・フィナンシャル・ホールディングス(Cathay Financial Holdings)傘下のキャセイ・ベンチャー(Cathay Venture)、テクノロジー・ヘルスケア分野のスタートアップに注力する新興ベンチャーキャピタルのアイベト・ベンチャー(AiViet Venture)が加わった。
調達資金は、生産能力の拡大、研究開発(R&D)の強化、次世代電動バイクの開発、販売チャネルや小売店舗網の拡充、顧客サービスの改善などに充てられる。さらに、配車アプリや金融サービス企業との連携を深め、利用者が環境負荷の少ない交通手段に移行しやすい環境を整える方針だ。
グエン・バー・カイン・ソンCEOは、「世界有数の投資家からの支援を追い風に、ガソリンバイクに匹敵する性能を持つ製品を生み出し、ベトナムと東南アジアにおける持続可能な交通の発展を推進していく」と述べた。