![]() (C)Markettimes ![]() |
- 敷地面積2万6400m2、約2万パレット収容
- 自動火災報知設備・消火装置を完備
- スマート在庫管理システムも導入
倉庫・港湾運営とロジスティクス業務に強みを持つ地場南部運輸倉庫[STG](Sotrans)傘下の物流大手ソトランス・ロジスティクス(Sotrans Logistics)はこのほど、東南部地方ドンナイ省のホーナイ工業団地内で国内最大規模となる化学品倉庫を着工した。
倉庫の敷地面積は2万6400m2、うち1万6200m2が保管エリアで、最大1万9500パレットを収容できる。倉庫の完成時期は2026年4~6月を予定している。
同プロジェクトは、安全性と持続可能性を最優先に設計されており、国際的な安全・環境基準に基づく最新技術を導入する。倉庫内には、化学物質の漏出を回収・処理する排水システムや、自動火災報知設備・消火装置を完備する。特に、保管棚エリアに自動スプリンクラーを設置することで、火災発生リスクが高い箇所を効果的に消火できるシステムとなっている。こうした設備を備える化学品倉庫は国内では珍しいという。
また、スマート在庫管理システムを導入し、全工程をリアルタイムで監視する。化学品の漏出や火災などのリスクを最小限に抑え、従業員と周辺地域の安全確保を図る。
ソトランス・ロジスティクスのグエン・タイン・ナム社長は、「このプロジェクトは単なる倉庫建設ではなく、化学業界の安全で持続可能な発展を支援する当社の取り組みを具体化するものだ」と述べた。