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- クアンニン省、ダナン市、フーコック島
- コンラッドとLXRがベトナム初進出
- 27年開催予定のAPEC首脳会議に対応
観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)はこのほど、米ヒルトン(Hilton)と戦略的提携を締結した。東北部地方クアンニン省、南中部地方ダナン市、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック島で高級ホテル5軒を開発する。これは、ベトナムのリゾート観光の国際的地位向上を目指す取り組みの一環となる。
今回の協定により、ヒルトンの高級ブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ(Conrad Hotels & Resorts)」と「LXRホテルズ&リゾーツ(LXR Hotels & Resorts)」がベトナムに初進出する。
これらの施設は、2027年に開催予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に対応する宿泊インフラの一部として整備される計画だ。
フーコック島では、「コンラッド・フーコック(Conrad Phu Quoc)」、「ヒルトン・フーコック(Hilton Phu Quoc)」、「ダブルツリーbyヒルトン・フーコック(DoubleTree by Hilton Phu Quoc)」の3ブランドを展開する。客室数約2000室規模の複合ホテル群を建設し、国際会議場やフーコック国際空港とのアクセスを強化する。
将来的にはサングループ傘下の航空会社「サン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc Airways=SPA)」とも連携し、MICEの中核拠点として開発を進める。
クアンニン省では、「ヒルトン・クアンハイン・オンセン・リゾート(Hilton Quang Hanh Onsen Resort)」を開発する。全216室の客室とヴィラを備え、日本式温泉を取り入れた健康志向型リゾートとなる予定だ。
一方、ダナン市では「LXRホテルズ&リゾーツ」ブランドが初登場する。ハン川沿いのダオサイン(Dao Xanh)に高級リゾートを建設し、洗練されたデザインと個別対応サービスで地元文化を体験できる空間を提供する。