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- 「K+」のサービスの提供を終了へ
- インターネットとOTTサービスの普及で
- VTVと仏CANAL+の合弁
有料テレビ「K+」を運営するオーバー・ザ・トップ(OTT)サービス事業者のベトナム・サテライト・デジタル・テレビジョン(VSTV)は、2026年1月1日付けで「K+」のサービスの提供を終了すると発表した。
インターネットとOTTサービスの普及により、従来型の有料テレビ事業の採算が悪化していたことが背景にある。
VSTVは、5チャンネルの「K+」パッケージについて、2025年12月31日までサービスを継続し、その後はすべてのプラットフォームと販売パートナーにおいて配信を停止する。プレミアリーグ(EPL)の放映権については、権利保有者が後日改めて公表する見通しだ。
VSTVは、ベトナム国営テレビ局(VTV)とフランス最大の有料放送事業者カナル・プリュス(CANAL+)が2009年に設立した合弁会社で、「K+」ブランドの有料テレビ事業を展開している。資本金は2010万USD(約31億円)で、出資比率はVTVが51%、カナル・プリュスが49%となっている。
ベトナム側の出資分は当初、VTV系列の有料多チャンネルケーブル放送でコンテンツ制作・供給も手掛けるVTVcabが保有していたが、2013年にVTVへと移管された。
カナル・プリュスは、2025年1~6月期の売上高が前年同期比+0.9%増加し、営業キャッシュフローも大幅に増加するなど、財務基盤は堅調だが、世界的に不採算事業の整理を加速している。「K+」サービスの終了は、その再編方針の一環とみられる。
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