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タイのバンコクで17日、「ミス・ユニバース(Miss Universe)2018」の決勝大会が開催され、ベトナム代表のヘン・ニー(H’Hen Nie)さん(26歳)が惜しくもトップ3入賞を逃したものの、ベトナム代表としては同ミスコンの過去最高位となるトップ5に入賞した。
決勝大会には世界各国の代表94人が出場し、水着やイブニングドレス、民族衣装、質疑応答により審査が行われた。身長172cmでスリーサイズが83cm、60cm、97cmのニーさんは、水着審査で抜群のプロポーションを披露した。
質疑応答でニーさんは、「世界で行われているミートゥー(Me Too)運動が行き過ぎだと考えますか?」という問いに対し、「行き過ぎた運動になっているとは考えません。人の保護、女性保護は優先されるべき権利であり、誰しもが保護される必要があります」とベトナム語で回答した。自信に満ちたニーさんの回答は多くの観客の支持を得た。
自己紹介では、英語で自らの生い立ちについて語った。ニーさんは少数民族の生まれで、若年結婚という民族の慣習から14歳の時に両親が結婚の手筈を整えたが、それを拒否して自身の夢をかなえるために大学進学の道を貫いた。その後、スカウトを受けてモデルとしてのキャリアをスタートさせた。
「私にできたのだから、どんな人だって夢を信じてやり遂げれば夢をかなえることができる」と語るニーさんのエピソードは、観客や審査員に強い印象を残した。
今大会のミス・ユニバースはフィリピン代表のカトリオナ・グレーさん、準ミス1位は南アフリカ代表、準ミス2位はベネズエラ代表が受賞し、トップ5には上位3人とニーさんのほかにプエルトリコ代表が入賞した。
決勝大会に先立つ12日には、米国代表がベトナム代表であるニーさんとカンボジア代表は英語力がないと嘲笑する動画を自身のインスタグラム(Instagram)に投稿。英語を母国語としない人に対する差別だとして物議をかもし、14日に米国代表がインスタグラムを更新して発言を謝罪するという騒動が起きていた。
ニーさんは決勝大会直前の騒動をものともせず、堂々としたパフォーマンスや質疑応答で、ミス・ユニバースのベトナム代表として過去最高位を勝ち取り、真の美しさを証明したかたちとなった。
ニーさんは2018年1月に「ベトナム・ミス・ユニバース」で見事1位の栄光に輝いた。少数民族の女性が1位になったのはニーさんが初めてで、ショートヘアに褐色の肌が「従来のミスとは別格」とされ、容姿や自信に満ちた振る舞い、賢明な応対が好感を与え、国民からも大いに歓迎された。
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