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- 東京都写真美術館で展覧会開催
- 日本・ベトナム・フィンランドの作家8人
- ベトナムからグエン・チン・ティー氏参加
東京都写真美術館で3月1日(金)から6月9日(日)まで、日本、ベトナム、フィンランドの注目作家7組8人が参加する展覧会「記憶:リメンブランス−現代写真・映像の表現から」が開催される。同展覧会には、ベトナム人作家のグエン・チン・ティー氏も参加する。
同展では、「決闘写真論」(1976年)における篠山紀信氏の「誕生日」、「家」における記憶への示唆を起点としながら、高齢化社会や人工知能(AI)といった今日の記憶と関連するテーマまで焦点を当て、8人のアーティストたちの新作、日本未公開作を含む70余点を紹介する。
ティー氏と篠山氏のほか、米田知子氏、小田原のどか氏、村山悟郎氏、マルヤ・ピリラ氏、作陶ユニットのSatoko Sai+Tomoko Kurahara(崔聡子氏、蔵原智子氏)が参加する。
ティー氏は1973年、ベトナム生まれ。フランス・パリのジュ・ド・ポーム国立美術館とボルドー現代美術館での個展のために作られ、2015年に発表された「パンドゥランガからの手紙」を紹介する。これは、ベトナム初の原子力発電所の建設候補地だった南中部沿岸地方ニントゥアン省を取材した同氏が、国際社会に発信した重要作となる。
開館時間は10時00分から18時00分まで(木・金曜日は20時00分まで)、入館は閉館の30分前まで。休館日は毎週月曜日、ただし4月29日(月)と5月6日(月)は開館、5月7日(火)は休館。料金は一般700円、学生560円、中高生・65歳以上350円。オンラインで日時指定チケットが購入できる。
なお、関連イベントとして、◇アーティスト・トーク 米田知子×マルヤ・ピリラ(3月2日(土)13時30分~15時30分)、◇アーティスト・トーク グエン・チン・ティー(4月21日(日)16時00分~18時00分)、◇担当学芸員によるギャラリー・トーク(3月1日(金)14時00分~/4月5日(金)14時00分~(手話通訳付き)/5月17日(金)14時00分~(手話通訳付き))も行われる。
展覧会の詳細は東京都写真美術館のウェブサイトを参照。