日本の国際協力機構(JICA)はこのほど、ハノイ市総合都市開発計画調査(HAIDEP)の報告書を取りまとめた。この報告書には2020年までのハノイ市総合開発戦略と2030年までのビジョンが盛り込まれている。11日に行われた報告書提出式で、JICAベトナム事務所の中川寛章所長は、「HAIDEPは具体的な行動計画を提案した。特に高速都市交通と組み合わせた新都市区の建設や、ハノイ市の持つ『水と緑と文化』の価値をさらに高めることを強調した」と述べた。
HAIDEPはハノイ市の持続的発展のためのマスタープラン策定を目標に、2004年12月から2007年3月まで、ハノイ市と半径50キロメートル以内の周辺地域で実施された。