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- ハノイ~南寧間を5月25日に運行再開
- ハノイ~北京間を5月27日に運行開始
- 鉄道利用による国際観光客の誘致促進
ベトナム鉄道総公社(VNR)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により運行が停止していたベトナム~中国間の国際旅客列車の運行を再開すると発表した。
◇ハノイ~南寧間:
5月25日より、毎日2本の列車(MR1・MR2)が、ザーラム駅(ハノイ市)~南寧駅(広西省チワン族自治区南寧市)の間を運行する。
MR1列車はザーラム駅を午後9時20分に出発し、翌日午前10時6分に南寧駅へ到着。MR2列車は南寧駅を午後6時5分に出発し、翌日午前5時30分にザーラム駅へ到着する。乗客の出入国手続きは、ドンダン駅(東北部地方ランソン省)と憑祥駅(チワン族自治区憑祥市)で行われる。
◇ハノイ~北京間:
5月27日から、ザーラム駅と北京市を結ぶ列車も運行される。同列車は、毎週火曜日と金曜日の午後9時20分にザーラム駅を出発し、木曜日と日曜日に北京西駅へ到着する。
ハノイ〜南寧間の片道運賃は約100万VND(約5500円)、ハノイ〜北京間は937万8000VND(約5万円)。4歳未満の子どもは無料、4歳以上12歳未満の子どもは▲50%割引(大人1人につき子ども1人まで)、6人以上のグループは▲25%の団体割引が適用される。
両国間を結ぶ国際列車の運行再開は、経済協力の強化、鉄道インフラの有効活用、鉄道利用による国際観光客の誘致促進を目的としている。コロナ禍以前は、ハノイ〜南寧間の列車が毎日運行されていた。今後は、両国鉄道当局が乗客数の推移を確認の上、適切な運行頻度に調整する方針だ。