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- 南部解放記念ドローンショーがギネス認定
- 1万0500台のドローンを使用で世界記録
- リハーサルは成功、4月30日の本番は失敗
ギネスワールドレコーズ(Guinness World Records)は21日夜、南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)を祝って開催されたドローン1万0500台によるショーについて、最も多くのドローンを使用したショーとしてギネス記録に認定されたと発表した。
今回認定されたのは、4月28日夜にホーチミン市のサイゴン川沿いで行われたリハーサルでのパフォーマンス。イベントは、南部解放・南北統一50周年を祝う芸術プログラム「ホーおじさんの街の色彩」の一環で開催されたもので、イベント主催者は4月30日の南部解放記念日に本番を行う予定だったが、こちらは技術的なトラブルにより、開始数分で中止となった。
一方、リハーサルでは、1万0500台のドローンが南ベトナム大統領官邸(現在の統一会堂)の門を戦車が破って突入するサイゴン陥落を象徴する瞬間や、故ホー・チ・ミン主席の姿、現在の市の発展の象徴である同市都市鉄道(メトロ)1号線などを上空に描いて、集まった市民から感嘆の声が上がった。本番はあえなく失敗に終わったが、リハーサルでのパフォーマンスが認められ、ギネス記録認定となった。
地元紙によると、リハーサル後には、ショーの時間の大半を決済アプリ「VNペイ(VNPAY)」などスポンサーの広告に使っていたことで、国家イベントにふさわしくないとの批判も殺到したが、リハーサルを成功させたことで、市が国際規模のイベントを企画する能力があることが証明されたと伝えている。