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日本の厚生労働省が発表した第32回介護福祉士国家試験結果によると、経済連携協定(EPA)に基づき日本が受け入れた介護福祉士候補生の中から、ベトナム人138人が新たに介護福祉士国家試験に合格した。これにより、初年の2018年から2020年までのベトナム人の累計合格者数は320人となった。
今年のベトナム人の受験者数は152人(初受験141人、再受験11人)。合格者138人のうち130人が初受験(合格率92.2%)、8人が再受験(同72.7%)だった。
2018年には、ベトナム人介護福祉士候補第1期生として受験した89人が合格を果たし、合格率93.7%の快挙を成し遂げた。2019年には93人が新たに合格している。
第32回介護福祉士国家試験の全体の受験者数は8万4032人、合格者数は5万8745人で、合格率は69.9%だった。
EPA(ベトナム、インドネシア、フィリピン)全体の受験者数は758人、合格者数は337人、合格率は44.5%。合格者を国籍別に見ると、ベトナムが138人、インドネシアが107人、フィリピンが92人となっている。合格率はインドネシアが36.5%、フィリピンが29.4%で、ベトナムは90.8%と最も高かった。
なお、日本と同3か国のEPAでは、看護師・介護福祉士国家資格の取得を目的として看護師候補者は最大3年間、介護福祉士候補者は最大4年間の日本入国・滞在を認めている。ベトナムについては2014年度から候補者の受け入れを行っており、看護師国家試験では初年の2015年から2020年までに累計89人が合格している。