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日本の厚生労働省が発表した第109回看護師国家試験結果によると、経済連携協定(EPA)に基づき日本が受け入れた看護師候補生の中から、ベトナム人18人が新たに看護師国家試験に合格した。これにより、初年の2015年から2020年までのベトナム人の累計合格者数は89人となった。
今年のベトナム人の受験者数は第3期生(2016年度)が2人、第4期生(2017年度)が7人、第5期生(2018年度)が14人、第6期生(2019年度)が40人の計63人。
ベトナム人の合格者数は第3期生が1人(合格率50.0%)、第4期生が3人(同42.9%)、第5期生が7人(同50.0%)、第6期生が7人(同17.5%)となっている。
2015年には、ベトナム人看護師候補第1期生として受験した20人のうち1人が合格を果たし、日本で初のベトナム人看護師が誕生した。2016年には14人、2017年には15人、2018年には18人、2019年には23人が新たに合格している。
第109回看護師国家試験の全体の受験者数は6万5569人、合格者数は5万8514人で、合格率は89.2%だった。EPA(ベトナム、フィリピン、インドネシア)全体の受験者数は413人、合格者数は46人、合格率は11.1%。合格者を国籍別に見ると、ベトナムが18人、フィリピンが16人、インドネシアが12人となっている。
なお、日本と同3か国のEPAでは、看護師・介護福祉士国家資格の取得を目的として看護師候補者は最大3年間、介護福祉士候補者は最大4年間の日本入国・滞在を認めている。ベトナムについては2014年度から候補者の受け入れを行っており、介護福祉士国家試験では初年の2018年に89人、2019年に93人が合格した。