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- 連結子会社のテクノクオーツが100%出資
- 半導体製造装置用石英製品の製造など
- 資本金350万USD、6月設立・27年稼働
分析機器や半導体、自動認識などの事業を手掛けるジーエルテクノホールディングス株式会社(東京都新宿区)は、同社の連結子会社で半導体製造装置用石英製品などの製造・仕入・販売を行うテクノクオーツ株式会社(東京都中野区)による北部紅河デルタ地方ハナム省における子会社設立の概要について任意開示を行った。
ジーエルテクノホールディングスの半導体事業では、事業競争力を重視した成長戦略として、「生産能力増強と効率最大化」、「持続可能な収益性の向上」、「新規顧客と市場の開拓」を方針として掲げている。
同社は、ベトナムに新会社を設立した後、新たに工場用地を取得し、新工場を建設することを決定しており、世界的な半導体需要の高まりに対応した生産能力の増強を図るとともに、グローバル市場へのアクセス強化による新規顧客と市場の開拓、柔軟かつ迅速な市場へのニーズ対応による顧客満足度の向上を図っていく。
新会社「テクノクオーツ・ベトナム(TECHNO QUARTZ VIETNAM)(仮称)」は、第1キムバン工業団地に設立し、半導体製造装置用石英製品などの製造・仕入・販売を手掛ける。資本金は350万USD(約5億2000万円)で、テクノクオーツが100%出資する。設立は6月を予定している。
また、新設する工場は、敷地面積2万7474.7m2、建築面積1万5483.97m2、延べ床面積1万9338.85m2の予定となっている。7月に土地取得、2026年1月から12月にかけて工場建設・生産設備工事、2027年初頭に製造開始を予定している。
工場の新設により、生産能力の増強と、アクセス強化および柔軟かつ迅速な市場へのニーズ対応が期待される。新設工場の生産設備については、工場建設および生産設備に約50億円規模の投資を行う計画で、生産設備の稼働が100%となった場合には、石英ガラス製品の機械加工において30億円以上の生産能力が発揮できると想定している。