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時計バンドやメガネフレームなどの製造・販売を手掛ける日本精密株式会社(埼玉県川口市)は、新たな中期経営計画を発表した。同計画で、ベトナムをグループの基幹製造拠点と位置付け、研究開発(R&D)機能の強化や自動化投資を進める方針を示した。
高付加価値化に向けたR&Dセンター新設
日本精密は、低コスト生産から高付加価値品の製造への転換を掲げている。その中核として、ベトナム現地法人であるニッセイベトナム(NISSEY VIETNAM)にR&Dセンターを開設する予定だ。
2026年に開設準備室を設置し、2027年の本格稼働を目指す。これまで培った金属加工に関する知見を結集し、品質のさらなる向上や新素材・新工法の開発を加速させる。
自動化の推進と生産体制の最適化
人件費の上昇に対応し、持続的な競争力を確保するため、ベトナム工場では自動化・半自動化を段階的に推進する。
同計画の期間中に、ベトナム工場の自動機導入に7000万円を投資する。これにより、品質の安定化や生産性の向上を図り、熟練技術者を高付加価値業務へシフトさせる。また、普及価格帯の量産を担うカンボジア拠点と役割を分担し、リスクを分散した生産体制を構築する。
同社は1994年3月にニッセイベトナムを設立し、同年5月より時計バンド、同年10月よりスポーツ用品の現地生産を開始した。今回の計画を通じた高付加価値化や財務健全化の施策により、2031年3月期には連結売上高105億円、連結営業利益率12%以上の達成を目標としている。
・ 日本精密、第三者割当で2億円増資 ベトナム工場の運転資金に (2020/06/05)
・ 日本精密、ホーチミンで表面処理の第4工場竣工 (2016/08/08)
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