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米国のドナルド・トランプ大統領はベトナム現地時間6日午前(米国現地時間5日夜)、上下両院合同会議での一般教書演説で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との第2回首脳会談を2月27日と28日にベトナムで開催することを明らかにした。
トランプ大統領は具体的な開催地について言及しなかったが、南中部沿岸地方ダナン市が有力視されている。ダナン市は、2017年にベトナムが議長国として第25回アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議を開催した都市で、APECに合わせてトランプ大統領も同市を訪問した。
トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長は2018年6月にシンガポールで第1回首脳会談を行ったが、非核化交渉で意見の相違があったため、以来米朝関係には大きな進展がみられないままとなっている。こうした中、今回の首脳会談では北朝鮮の非核化に向けて一歩前進することが期待されている。
米朝首脳会談がベトナムで開催されるとの発表を受けて、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は6日、「ベトナムは米国と北朝鮮による第2回首脳会談を歓迎し、朝鮮半島における平和の維持と安全保障、安定のための対話を強く支持する」と述べた。