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軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2019年版の世界軍事力ランキング「2019 Military Strength Ranking」によると、ベトナムは137か国・地域中23位で、2018年版の136か国・地域中20位から3ランク後退した。
このランキングは、人口、陸海空軍の戦闘システム、ロジスティクス、天然資源、財政、地理的条件など55の要素を総合的に評価し、各国・地域の軍事力をランク付けしたもの。
ベトナムは、人口約9704万人(同ランキングで世界15位)のうち動員可能人員が約5104万人(同13位)存在する。また、主力戦車2575台(同10位)、装甲戦闘車両2530台(同28位)、自走砲120台(同32位)、牽引砲350台(同31位)のほか、戦闘機や戦艦などを多数装備している。財政の面では、国防費33億6500万USD(約3700億円、同52位)、海外債務965億8000万USD(約10兆6000億円、同46位)などとなっている。
ベトナムは、2014年が106か国・地域中23位、2015年が126か国・地域中21位、2016年が126か国・地域中17位、2017年が133か国・地域中16位と上昇を続けたが、2018年(136か国・地域中20位)と2019年は順位を落とした。
1位は今回も米国で、◇2位:ロシア、◇3位:中国、◇4位:インド、◇5位:フランスとトップ5は前年と変わらなかった。以下、◇6位:日本、◇7位:韓国、◇8位:英国、◇9位:トルコ、◇10位:ドイツの順。日本は前年から2ランク上げて6位につけている。
東南アジア諸国を見ると、ベトナムは16位のインドネシアに次いで2番目。その他の国の順位は、◇タイ:26位、◇ミャンマー:37位、◇マレーシア:41位、◇シンガポール:59位、◇フィリピン:64位、◇カンボジア:107位、◇ラオス:127位となっている。