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軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2022年版の世界軍事力ランキング「2022 Military Strength Ranking」によると、ベトナムは140か国・地域中28位で、2021年版の24位から4ランク後退した。
このランキングは、人口、陸海空軍の戦闘システム、天然資源、ロジスティクス、資金面、地理的条件など50以上の要素を総合的に評価し、各国・地域の軍事力をランク付けしたもの。
ベトナムは、動員可能人員が5345万0591人(同ランキングで12位)存在する。また、装甲戦闘車両4420台(同25位)や主力戦車2044台(同15位)、ロケット砲760台(同8位)、牽引砲599台(同21位)、自走砲50台(同51位)のほか、戦闘機や戦艦などを多数装備している。
資金面では、国防費62億3760万USD(約7200億円、同35位)、海外債務965億8000万USD(約11兆2000億円、同88位)などとなっている。
ベトナムは、2014年が106か国・地域中23位、2015年が126か国・地域中21位、2016年が126か国・地域中17位、2017年が133か国・地域中16位と上昇を続けたが、2018年(136か国・地域中20位)と2019年(137か国・地域中23位)は順位を落とした。2020年には138か国・地域中22位と再び順位を上げたが、2021年以降は後退している。
1位は今回も米国で、◇2位:ロシア、◇3位:中国、◇4位:インド、◇5位:日本、◇6位:韓国、◇7位:フランス、8位:英国とトップ8は前年と変わらなかった。以下、◇9位:パキスタン、◇10位:ブラジルの順。
東南アジア諸国を見ると、ベトナムは15位のインドネシアに次いで2番目。その他の国の順位は、◇タイ:29位、◇ミャンマー:39位、◇シンガポール:42位、◇マレーシア:48位、◇フィリピン:51位、◇カンボジア:100位、◇ラオス:121位となっている。