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- 相互関税の二国間協定に関する交渉の一環
- 前回の交渉後の進捗状況を確認
- 今後の交渉に向けた方向性を協議
相互関税のベトナム・米国二国間協定に関する交渉の一環として、ベトナム政府交渉団の団長を務めるグエン・ホン・ジエン商工相と米通商代表部(USTR)のジェミソン・グリア代表は4日、フランスの首都パリで会談した。
双方は、米ワシントンD.C.で5月19日から22日まで実施した前回の交渉後の進捗状況を確認し、今後の交渉に向けた方向性を協議した。
ジエン商工相は、米国側が追加提示した問題に対するベトナムの回答内容を説明し、共通認識と行動の構築に向けた強い意思と善意を強調した。
一方のグリア代表は、ベトナムの建設的な姿勢と問題解決へのアプローチを評価し、複雑な課題に対するいくつかの解決策を提案した。また「ベトナムは米国の包括的・戦略的パートナーであるため、相互関税に関する合意は双方にとって極めて重要だ」と述べた。
両大臣は交渉を加速させ、6月前半に予定されている次回の技術レベル協議に向けて準備を強化することで一致した。技術チームは、分野別にオンラインで集中的に協議を進め、未解決の技術的課題を解消する方針だ。
双方は今後も大臣級での対話を継続する意向を確認し、双方にとって実りある交渉結果を目指して緊密に連携していく考えを示した。