18日午後5時ごろホーチミン市12区の携帯電話会社ベトテルの代理店に外国人3人とベトナム人1人の4人組が訪れ、20万ドン(約1400円)のSIMカードを100米ドル(約1万700円)札で購入したいと話した。接客に当たっていた男性店員グエン・バン・フォーさん(23歳)がお釣りの130万ドン(約9000円)を返そうとしたところ、外国人2人はこれを受け取らずにフォーさんの手元にあった別の札束をつかむという不可解な行動を取った。その後この2人は札束から手を離し、SIMカードも買わないと言って立ち去ろうとした。
疑念を抱いたフォーさんが外国人の腕をつかんで確かめたところ、1人の手の中に約200万ドン(約1万4000円)の札束が握られていた。この2人は札束を置いて逃走しようとしたが、助けを求めるフォーさんの声で駆け付けた付近の住民らに取り押さえられ、警察に突き出された。
調べによると、この2人はトルコ人のイルディズ・フアト(51歳)とパリ・ナムデ(46歳)。2人と一緒にいたもう1人の外国人とベトナム人は逃走した。