ホーチミン市トゥードク区のトゥードク区交差点付近で21日午前9時45分ごろ、トラックに積まれた水酸化ナトリウム(NaOH)1500リットルが道路に流れ出す事故が発生した。
交通警察によると、このトラックは水酸化ナトリウムの入ったプラスチック製タンク(容量1500リットル)2本を積んで走行中、同交差点から約200メートル進んだところでタンクの1本が破損し、中の液体が道路に流れ出した。道路に接した液体からは煙が上がり、道路わきの草も広範囲にわたって焼け、あたりには異様な臭いが充満、通行中の人々は現場から急いで避難したという。
事故原因はトラックが急ブレーキをかけたため、タンクに強い圧力がかかって破損したものと見られている。水酸化ナトリウムのような有毒化学物質は専用車での運搬が義務付けられているが、今回は普通のトラックで運搬されていた。