ホーチミン市人民裁判所は6月25日、愛人関係にあった男性との情事を自ら撮影した映像を使って恐喝した女とその夫を恐喝罪で懲役刑とする判決を言いわたした。
ホーチミン市タンフー区在住のスアン被告(32歳)は、同被告が勤務していた美容室を偶然訪れた不動産会社副社長のMさんに一目ぼれされ、夫と2人の子どもがいるにもかかわらず愛人となることを承諾した。スアン被告はおう瀬の度に金を工面してくれるようMさんに頼んだがいずれも断られた。
そのためスアン被告はMさんを恐喝して金を得ようと計画、昨年12月ホテルにMさんを誘って2人の情事をこっそり撮影した。その後スアン被告は夫のソン被告(36歳)と共謀、夫に他人のふりをさせてMさんの携帯電話に5万米ドル(約540万円)を要求するメッセージを送信させた。
今年3月、約束の場所に現れた両被告はMさんから現金を受け取ったところを張り込んでいた捜査官に現行犯逮捕された。スアン被告には懲役6年、ソン被告には懲役4年の刑が下った。