22日早朝、中部ダナン市グーハインソン区内で麻薬中毒者の人質となっていた6歳の女児が、武術の心得のある住民の機転で助け出された。
この事件の発端は、前日の午後11時半ごろ、グーハインソン区内のカフェで6人組が麻薬を使用しているのを警察が発見したことにある。警察はこのうち2人をその場で取り押さえたが、残る4人には逃げられてしまった。警察が行方を捜索していたところ、22日午前5時15分ごろ、捜査員2人に追われていた逃走中のグエン・ズイ・カインという男がレバンヒエン通りのグエン・フィー・ホアンさん(33歳)宅に押し入り、ホアンさんの娘で6歳になるミーちゃんを人質に取って刃物を突きつけ、逃走用のバイクを用意するよう要求した。
これを知った近くに住む機械工の男性チャン・バン・クーさんは、バイクタクシーを装ってカイン容疑者をバイクに乗せたが、すきを見て刃物を奪いミーちゃんを救出することに成功した。クーさんはカイン容疑者ともみ合った際に手を負傷した。