最近、メコンデルタ地方ティエンザン省タンフオック郡タインタン村では、同村在住の女性レ・ティ・ホンさんが手を使った「治療」を再開したことから毎日数百人の病人が詰め掛ける事態になっている。ホンさんの「診療所」は同村人民委員会の事務所に隣接しており、2年近く前から活動している。
ホンさんの治療は手で患者の体をさすったり叩いたりするだけという単純なもの。これまでに地元の保健当局がホンさんの精神鑑定をするとともに、治療行為を行う許可を取得していないとして400万ドン(約2万6000円)の罰金を科したことがある。その後、ホンさんは今後治療行為を行わないと約束していた。