ホーチミン市タンビン区在住のブイ・ベト・カムさん(63歳・男性)はこのほど、同市民族医薬学病院のエレベーターの故障が原因で重傷を負った問題で、同病院を同区人民裁判所に提訴した。
訴えによると、カムさんは7月11日に同病院3階で診察を終えた後、エレベーターで1階へ降りようとボタンを押し、ドアが開いたので足を踏み入れるとそのまま1階まで落下してしまったという。実際にはエレベーターは故障して1階に止まったままだった。
この事故でカムさんは後頭部、ひじ、指、足などを負傷し、同病院で応急処置を受けた後、チョライ病院に搬送された。カムさんは退院したが今も病院に通院して治療を受けている。
カムさんによると、民族医薬学病院側はこの事故発生後、カムさんを一度見舞っただけで対応に誠意が感じられないという。また警察が間に立って両者に和解を勧めたが不成立に終わっている。