ホーチミン市警察は18日、ブー・チュオン・アン(16歳)というリーダー格の少年を含む未成年強盗団のメンバー7人を逮捕した。この強盗団には10人以上が所属しており、今年8月からこれまでの間に15件近くの強盗や窃盗事件を起こしていることが分かっている。
この強盗団の特徴は、16歳のアン容疑者がその残虐性で恐怖政治を行っていたことにある。今年9月、メンバーの一人であるドク(15歳)は警察に捕まったのをきっかけに足を洗おうと行方をくらましたが、アンはこれを裏切りととらえ仲間にドクを探させ、10月15日にドクを拘束することに成功した。アンは再び仲間になるよう求めたが、ドクにこれを拒否されると殴る蹴るの暴行を加えた。さらにアンはドクの脚の間に火を付けた新聞をはさませ、新聞を落としたらアキレス腱を切断すると脅迫、ドクが熱さに耐えかねて新聞を落とすと直ちに実行に移したという。
現在、警察はこの強盗団の残りのメンバーの行方を追っている。