ハノイ市警察は5日、1年近く前に起きた放火事件を首謀し3人を殺害した容疑で小学校教諭グエン・ティ・トゥアン(34歳・女)を逮捕した。この放火事件でハノイ市トゥーリエム郡在住のグエン・チー・フンさん(当時36歳・男性)、フンさんの妻のハーさん(当時32歳)、娘のヒエンちゃん(当時7歳)が亡くなっている。
調べによると、トゥアン容疑者の家族とフンさんの家族は1999年にトゥーリエム郡ミーディン地区で土地を共同購入、2001年にトゥアン容疑者とフンさんの弟が結婚し一男を設け別の場所で暮らしていたという。その後2人は共同購入した土地で新居の建設を始めたが、2007年末に2人は離婚した。離婚後も新居の建設を続けたトゥアン容疑者だったが、元夫がすぐ隣のフンさんの自宅を会社の事務所として使っていることに腹をたて、何とか追い出したいと策略を練っていた。
そこで同容疑者は新居建設の現場監督として雇っていたブイ・ティエン・ハー(50歳・男)とハーの友人のティエップ(29歳・男)にフンさん宅の放火を依頼、事件後に報酬として携帯電話や現金50万ドン(約2600円)を与えていた。なお、ハー容疑者とティエップ容疑者もトゥアン容疑者と同じ容疑で逮捕されている。