最近ホーチミン市ビンタイン区やタンフー区で、医療機関の指示だとうそを言って汚水処理用の微生物製剤の押し売りをしているグループのいることが分かった。
このグループの訪問を受けたという女性Tさんの話によると、家族は何人だと尋ねられ、4人と答えると微生物製剤4パックを10万ドン(約530円)で購入するよう指示され、汚水槽に撒いた後の製剤パッケージは保健局が検査に来るまで保管しておくようにとの説明があったという。しかしTさんが購入を断ると、グループの中の1人が「保健省とホーチミン市保健局の指示が出ている。購入しない場合はそちらの責任になる」と言って脅し、さらに保健当局がTC社に微生物製剤の訪問販売を許可しているという内容の文書をTさんに示したが、それには会社の住所が書かれていなかったという。
ホーチミン市保健局はこの問題について、保健省も保健局もこのような訪問販売の許可は一切していないと関与を完全に否定、市民に悪質な押し売りへの注意を呼びかけている。