7日未明、北部ハイフォン港で入港待ちをしていた韓国籍の貨物船「WVIVACE号」の船内で船員らによる争いが発生し、船長と機関長が死亡、船員2人が負傷する事件が起きた。死傷者4人はいずれも韓国人。この船には17人が乗り組んでいた。
事件発生の通報を受けたハイフォン港国境警備隊とハイフォン港湾局が入港手続きなどのため同船内に立ち入ったところ、同船の機関長(45歳)が機関室で首を切られて死んでいるのが見つかった。また、25歳と43歳の一等機関士2人も負傷していた。
負傷した一等機関士のスクさんによると、ホン・ドンクォン船長(63歳)と一部の船員らの間でトラブルが発生し、同船長が機関長を殺したという。その後船長は船員らによってキャビンに監禁されていたが、警備隊が到着し扉を開けると船長が首を吊って死んでいるのが発見された。