6日午前5時ごろ、ホーチミン市ゴーバップ区クアンチュン通りの長屋で女性占い師フイン・ティ・ルイさん(59歳)が頭から血を流して死んでいるのが見つかった。現場は、全部で6部屋ある長屋の一室だったが、住人らは不審な物音は聞こえなかったと話している。
住人らによると、ルイさんは10年以上この長屋で40歳過ぎの女性と同居していたという。また、ルイさんは人気のある占い師で、毎日多くの客が訪れていたことも分かっている。一方、ルイさんの同居人の女性はフーティウというめんの店を出しており、毎日午前3時ごろに仕事に出かけている。このため、ルイさんが殺害されたのは午前3~5時の間とみられている。
<続報>ホーチミン市警察は8日、女性占い師ルイさん殺害容疑でルイさんと同居していた女ボー・ティ・ボー(47歳)を逮捕した。調べによると、ボー容疑者はルイさんから総額2000万ドン(約11万円)を借金しており、たびたび返済の催促を受けていたという。そのためボー容疑者はルイさんを殺そうと決意、6日午前2時半ごろ眠っていたルイさんの頭を刃物で切りつけ殺害した。