ホーチミン市警察は13日、サイゴン商業総公社(サトラグループ)傘下のズエンハイ経済発展社(コフィデック、COFIDEC)のグエン・タイン・スアン社長代理を職権乱用容疑で逮捕、起訴した。
スアン被告は2006年6月、日系企業との間で水産物加工・輸出契約と独占代理店契約を締結し、この日系企業から2000万円の優遇融資を受けた。同被告は1999年に自身の妻を社長に据えて設立したバクリエウ水産社、自身の経営するコフィデック、日系企業との間で、融資資金の着服を目的とする虚偽の契約を複数結んでいたとされる。また、同被告には230万米ドル(約2億2000万円)の不良債権を出す結果となった複数の法律違反行為の疑いが持たれている。