6月26日午前6時ごろ、メコンデルタ地方キエンザン省キエンルオン郡ソンハイ村で養殖場のハマグリを略奪していたグループが現場を発見され、同村人民委員会を包囲して威嚇するという事件が起きた。
同村でハマグリの養殖を行っているハイフェン社の従業員によると、養殖場の見回りをしていた従業員らがハマグリを盗掘中の多数の小船を発見したという。これを阻止しようとすると、海岸に小船を着けた略奪者たちが従業員らを襲撃、どこまで逃げても追いかけてくるため、助けを求めて同村人民委員会の庁舎に逃げ込んだ。
略奪者グループ約60人は、棒、刃物、石などの凶器を手にして庁舎を取り囲み、叫び声を上げて威嚇した。警察が駆けつけても事態の収拾がつかず、警察官が短銃を空に向けて威嚇発砲したため、ようやく略奪者らは引き上げた。キエンルオン郡警察が現在事件を詳しく捜査している。