ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

忘年会で「豚の血のスープ」を食べた中年男性が死亡

2024/01/26 14:06 JST配信
(C)tintuc
(C)tintuc 写真の拡大.
  • 豚の血スープで豚レンサ球菌に感染
  • 50歳男性が豚レンサ球菌感染で死亡
  • 酒の肴として北部には愛好者多数

ハノイ市の中央熱帯病病院によると、「豚の血のスープ(ティエットカイン)」を食べて豚レンサ球菌に感染した男性が入院後に死亡した。

 死亡したのは、北部紅河デルタ地方ナムディン省在住のT・V・Hさん(50歳)。入院以前は、健康状態に特に問題はなかったという。Hさんは入院する3日前、忘年会の準備のため、自宅で豚を解体して豚の血のスープを作った。

 忘年会でスープを食べた翌日、高熱や軟便、不快感などの症状が現れたため、家族が地元病院に救急搬送。Hさんは豚レンサ球菌に感染したと診断され、応急処置を施された後、集中治療のためにハノイ市の中央熱帯病病院に転送された。

 病院に運ばれたHさんだったが、敗血症や敗血症性ショック、呼吸不全、多臓器不全、顔面と四肢の壊死などを発症。昏睡状態が続き、懸命な治療の甲斐もなく23日に死亡した。

 豚の血のスープは、豚の血に軟骨やホルモンを入れてゼリー状にし、ピーナッツや香草と合わせて食べる料理。特に北部では、酒の肴として好んで食べる人が多いが、しばしば豚レンサ球菌感染症の原因となっている。医療当局は、加熱が不十分な豚の血や内臓、加工品などを食べないよう注意を呼びかけている。

【関連記事】

血のスープを食べた17人が病院に搬送、男性2人が死亡 (2025/07/18)
豚解体作業員が豚レンサ球菌に感染、全身に紫斑広がり緊急搬送 (2024/06/21)
結婚披露宴でヤギの血プリンを食べた客20人近くが入院、1人死亡 (2024/05/08)
ザライ省:ヒキガエル肉を食べた児童2人が中毒死 (2024/01/15)
マルオカブトガニをカブトガニと勘違いか、食中毒で8歳女児が死亡 (2020/03/16)
酒の肴にコガネムシを食べた男性3人が食中毒、2人死亡 (2016/04/26)
恐怖の「豚の血のスープ」を食べて2人死亡、猛暑で細菌繁殖 (2015/07/08)
恐怖の料理「豚の血のスープ」、感染症で入院相次ぐも人気衰えず (2015/06/12)

[Suc Khoe & Doi Song 12:09 25/01/2024 / Bao Tin Tuc 11:34 25/01/2024 U].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ハノイ工業大学を格上げ、「構成大学と学部を傘下に置く大学」に (14:42)

 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、ハノイ工業大学(HaUI、ハノイ市)を「構成大学と学部を傘下に置く大学」に格上げする首相決定第2536号/QD-TTgに署名した。  今回の格上げにより、ハノイ工業大学は学部を...

ホーチミン:中華街チョロンのナイトストリート、12月1日開始 (14:35)

 ホーチミン市ビンタイ街区(旧6区の一部)人民委員会は、「チョロン・ナイトストリート」を12月1日から試験運用し、2026年1月1日から正式運用すると発表した。  チョロン・ナイトストリートは、ビンタイ市場...

ベトジェットエア、初のボーイング機を正式受領 (13:17)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は23日、米ボーイング社(Boeing)との間で締結した総額320億USD(約5兆円)規模の200機の発注のうち、初号機となるボーイ

ホーチミンの市場とともに生きる:バンコー市場 (23日)

 ホーチミン市のめまぐるしく変わりゆく街並みの中で、バンコー市場(cho Ban Co)は、記憶の断片のようにひっそりと存在している。商人たちは日々、市場で商売を続けている。まるで、1束の野菜が、1kgの玉ネギが...

ホーチミン:犬猫の飼育ルールを厳格化、狂犬病ゼロへ対策 (13:07)

 ホーチミン市人民委員会は、2026~2030年の狂犬病対策プログラムを承認した。プログラムでは、2030年までに狂犬病によるヒトの死亡例をゼロにすることを目標とする。  同プログラムによると、犬猫の飼育者...

「ベトナム南部地域投資環境紹介ウェビナー」、12月12日開催 (12:22)

 日本貿易振興機構(ジェトロ)ホーチミン事務所は、12月12日(金)のベトナム時間14時00分から15時30分まで(日本時間16時00分から17時30分まで)、「省市合併後のホーチミン市を中心としたベトナム南部地域投資環境...

ベトナムのデジタル経済規模見通し、25年に東南アジア2位へ (6:32)

 米グーグル(Google)とシンガポールのテマセク(Temasek)、米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company)が共同で実施・公表した調査レポート「e-Conomy SEA 2025」によると、ベトナムの202...

ミュージカル「アニオー姫」、26年にKAAT神奈川芸術劇場で初演 (6:01)

 「アニオー姫」実行委員会(ブレイングループ、ヤマハミュージックベトナム、NPO国際交流促進協議会)は、「ミュージカル『アニオー姫』~Hen gap lai再び~」を、2026年9月にKAAT神奈川芸術劇場で初上演する。 ...

FPT情報通信、エジプト政府機関ITIDAとデジタル化推進で提携 (5:44)

 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、エジプト政府機関の情報技術産業開発庁(ITIDA)との間で覚書(MOU)を締結した。双方は先端技術の活用や人材育成を通じ、エジ

普通教育でAI教育を試験導入、小学校で12月から (5:40)

 教育訓練省はこのほど、普通教育における人工知能(AI)教育の試験導入に関する指針案と計画を公表した。小学校でのAI教育は12月から実施する予定だ。  AI教育カリキュラムは、4つの能力に対応する4つの知識...

ブルボン、ザライ省でカカオ豆の原料産地開発へ 現地企業と覚書 (4:40)

 大手菓子メーカーの株式会社ブルボン(新潟県柏崎市)は12日、カカオ豆の安定調達と現地産業の発展を目的として、南中部地方ザライ省において現地企業との間で「ザライ省におけるカカオ原料生産地域の開発および...

ハノイ:文廟・國子監、科挙文化をAR技術で体験 (3:53)

 ハノイ市の文廟・國子監文化科学センターはこのほど、科挙文化がデジタル体験できるアプリ「ベトナム妙史(Viet Nam dieu su)」をリリースした。拡張現実(AR)と人工知能(AI)を活用した国内初の取り組みで、文化...

ホーチミン:メトロ1号線沿いの不動産価格、3倍に上昇 (25日)

 不動産仲介大手CBリチャードエリス(CBRE)ベトナムの調査結果によると、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)沿いの不動産価格は、1号線の開通で急騰し、大半の不動産プロジェクト...

ベトナムと南ア、協力関係を戦略的パートナーシップに格上げ (25日)

 ファム・ミン・チン首相は訪問先の南アフリカで21日、同国のシリル・ラマポーザ大統領と会見した。両首脳はこの席で、両国関係を戦略的パートナーシップへ格上げすることで一致した。  両国は、経済・貿易...

サンドイッチ専門チェーン「バインミーオイ」、公式SNSで閉店発表 (25日)

 地場サンドイッチ専門店チェーン「バインミーオイ(Banh My Oi)」が20日、公式ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、「すべての旅路には終わりがある」と投稿し、閉店の意向を明らかにした。突然の閉...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved