9日午後8時半ごろ、ホーチミン市9区レバンベト通りの金(きん)販売店「キムガン」で強盗事件が発生した。
店主のグエン・バン・ニュットさんによると、事件当時店はまだ営業中で女性店員3人がいたところ、白いTシャツを着た人がやって来て持っていた鉄の棒で突然ショーケースを叩き割ったという。この人は、店員らがあっけに取られているすきにショーケースの中のゴールドバーやアクセサリーを奪って逃走した。
店員らはあわてて後を追ったが、人通りが少なく雨でほとんどの家が戸を閉めていたこともあって、「泥棒!」という叫び声に反応する人はいなかった。犯人は店から30メートルほど離れた路地で待ち構えていた仲間数人と共にバイクで行方をくらました。
警察の現場検証の結果、盗まれた金の総量は約975グラムに上ることが分かった。また、犯人は割れたショーケースに手を突っ込んだ際、腕を負傷しているという。現在、警察が犯人の行方を追っている。