ホーチミン市文化スポーツ観光局と3区警察はこのほど、3区グエンティミンカイ通りにある「BBクラブ」を抜き打ち検査し、労働契約書なしの従業員の雇用、食品衛生に関する規定違反を発見した。現場では100人以上が身分証明書を提示できず、違法ドラッグ使用の検査のため警察に連行された。
BBクラブはレストランとしての営業認可を受けているが、実際は毎晩のように数百人の客がダンスをするナイトクラブとして営業している。地上階にはバー「G8」(以前の店名は「ルイス」)があり、十数人がドラッグ使用で逮捕された。
同市には無認可で営業中のレストランが約4万軒あり、このうち1000軒がレストランという名目でバーを営業中。その多くは1、3、5、6、7、8、10、タンビン、タンフー、ビンタンの各区にある。規定された閉店時間を過ぎての営業、禁止された音楽の上演、ヌードダンス、ヘロインやエクスタシーなどのドラッグ使用、売春行為などの規定違反を犯すバーが少なくないが、罰金額が小額なため効果は上がっていない。