ホーチミン市人民裁判所は21日、同市7区在住のダム・クアン・マイ(27歳・男)被告から出されていた減刑を求める控訴を棄却した。
マイ被告は2008年12月20日、ホーチミン市8区のカフェで女性店員Hさんが別の客と親密に接しているのを不快に感じ、刑事だと名乗ってHさんと近くのいすに持っていた手錠をかけたうえ、更生施設に3年間入所させると脅し文句を口にした。騒ぎに気付いたカフェのオーナーが警察に通報したため、マイ被告は逮捕された。警察の取り調べに対しマイ被告は容疑を認め、手錠は1週間ほど前に同市ビンタイン区のグエンヒューカイン通りで拾ったと供述した。
ホーチミン市8区人民裁判所は今年6月、マイ被告に不法に人を逮捕したとして禁固9カ月の判決を出した。同被告はこれを不服としてホーチミン市人民裁判所に控訴したが、同裁判所は情状酌量の余地はないとして控訴を棄却した。