東南部ビンズオン省警察は23日、同省内で起きた強盗殺人事件の容疑者として今月20日に逮捕した同省トゥーザウモット町在住のチャン・グエン・スアン・フオン容疑者(30歳・男)が他の2件の女性殺人事件についても自分の犯行だと供述していることを明らかにした。
フオン容疑者と同容疑者の妻の実弟フン・ミン・クオン容疑者(17歳)の逮捕のきっかけになった事件は今月10日に起きた。フオン容疑者は1000万ドン(約5万円)を借りていたグエン・ティ・トゥー・トゥイさん(37歳)の殺害を計画、金を返すと言ってトゥイさんを誘い出して殺害し、現金・アクセサリー・携帯電話を奪ってからトゥイさんの遺体を森の中に隠した。
フオン容疑者は逮捕後、他の2件の強盗殺人事件についても自供した。1件目は2008年10月22日に起きた事件で、同容疑者が当時運転手として働いていたベカメックスIJC社の副社長宅に同僚のグエン・テー・ラム(24歳・男)と用事があるといって入り込み、副社長の妻ファン・ティ・カインさん(65歳)を殺害して金品を奪った。
さらに今年4月13日には、妻の母親グエン・ティ・マイさん(60歳)を殺害して金品を奪い、マイさんの遺体を森林の茂みの中に捨てた。警察はフオン容疑者の供述どおりの場所で、マイさんの白骨化した遺体を発見した。なお、警察は25日に共犯のラム容疑者を逮捕した。