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- ジャーマンシェパード2匹に襲われ死亡
- 5歳女児の首や腹に執拗に噛みつく
- 両親が仕事で留守中に不幸な事故発生
北部紅河デルタ地方ビンフック省ビントゥオン(Vinh Tuong)郡人民委員会は21日夜、同郡ビンソン(Vinh Son)村在住の5歳の女児が、親戚の飼い犬2匹に噛まれて死亡する事件が発生したと明らかにした。
痛ましい事故が発生したのは20日午後7時40分ごろのこと。家の近くで遊んでいたP・D・Mちゃんが、親戚が飼っているジャーマンシェパード2匹に襲われた。監視カメラには、2匹がMちゃんの首や腹部に執拗に噛みつく様子が映し出されていた。
人民委によると、事故発生時、両親はヘビ養殖の仕事で留守にしていた。ジャーマンシェパードは檻から抜け出して、遊んでいたMちゃんに襲い掛かったと見られる。Mちゃんは病院に緊急搬送されたが、重傷のため助からなかった。
通報を受けた警察が現場検証を行って、事故発生に至った原因の調査を開始した。国内ではこれまでにも飼い犬に襲われて子供が死亡する事故が発生している。同街区人民委員会は関連機関と連携して注意喚起してきたが、事故を未然に防ぐことはできなかった。
郡警察は、ジャーマンシェパード2匹の飼い主であるフン・ティ・ソン容疑者(女性・37歳)を過失致死の容疑で起訴した。ソン容疑者は、被害者となったMちゃんの親の従姉妹にあたり、Mちゃん宅の近所に住んでいる。ソン容疑者によると、Mちゃんを襲ったジャーマンシェパードは雄と雌の2匹で、予防接種済み。雌は最近、出産したばかりだったという。