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- 23年前の旧正月深夜に夫に硫酸浴びせる
- 21年間の逃亡生活の末、2年前に御用
- 殺人罪ではなく傷害致死罪で禁固6年
南部メコンデルタ地方キエンザン省人民裁判所は10日、23年前に発生した傷害致死事件の裁判の第一審公判を開き、夫に硫酸を浴びせて死に至らしめたとして、妻のチャン・ティ・フエン被告(60歳)に禁固6年の判決を言い渡した。被告は犯行後、20年以上も逃亡生活を続けて、2023年5月末に逮捕された。
フエン被告は2002年の旧正月2日目の夜、賭け事を行うために、近所の家を訪問。深夜になっても妻が帰ってこないため、夫のN・Q・Tさん(当時37歳)が妻を探しに行き、賭け事に興じている妻を発見。
帰宅後、Tさんは妻を罵って暴力を振るい、殺してやると脅した。夫から脅迫を受けた被告は、自宅裏のバッテリーから硫酸を取り出すと、寝室に戻った。寝室のカーテンを開けると、夫が起き上がって、また殴りかかろうとたため、カップに入れた硫酸を夫に浴びせ、夫はそのまま死亡。被告はカップを投げ捨てて、その場から逃走した。
キエンザン省警察は、妻を容疑者として特定して特別指名手配。被告は犯行後、各地を転々としていたが、事件発生から20年以上が過ぎた2023年5月27日に、潜伏先の南中部高原地方ダクラク省で逮捕された。