ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナム道路の渡り方、ベトナム人妻の実演動画がXで9000万回再生

2025/08/11 13:11 JST配信
(C)Znews
(C)Znews
  • ベトナム道路の渡り方動画が話題に
  • ベトナム人妻がインド人夫に実演指導
  • 投稿から2日間で7000万回再生

ベトナム人女性が交通量の多いホーチミン市中心部の道路を颯爽と渡る動画がX(旧Twitter)に投稿され、9000万回も再生されるなど大バズりしている。これは、ベトナム人の妻がインド人の夫にベトナムの道路の渡り方を実演してみせたものだという。

 多くのバイクと自動車が行き交うベトナムの交通は、外国人旅行者にとってカオスだ。信号機も少ないため、道路を渡るときは勇気と覚悟が必要で、初めて道路を横断するときは、バイクとの接触を恐れてほとんどの旅行者が躊躇してしまう。

 Xの投稿には「車が道を譲ってくれないとき、横断歩道は何の役に立つの?」という質問とともにベトナム人女性が横断歩道を渡る動画がアップロードされていた。コメント欄には、ベトナムを訪れた経験がある旅行者たちがユーモアを交えて体験談を共有し、「彼女のように堂々と歩けば車が勝手に避けてくれるよ」などと投稿した。

 動画は投稿から2日間で7000万回近く再生され、世界中で話題となり、現在の再生数は9000万回に達している。動画の主人公であるトゥイさん(33歳)は地元メディアの取材に対し、「夫に道路の渡り方を教えてあげただけなのに、こんなに話題になるとは思っていませんでした」と語った。

 トゥイさんによると、動画は今年3月にインド人の夫とともに帰省した際、サイゴン街区(旧1区)の歩行者天国近くのトンドゥックタン(Ton Duc Thang)通りで撮影したものだという。夫のマヘーシュさん(35歳)は2016年から2021年までベトナムに住んでおり、その後、妻と香港に移住した。ベトナムのことは大好きだが、道路を渡るのだけはどうしても慣れないとのこと。今回の帰省中も道路を渡るたびにびくびくしていたので、見かねた妻が「こうやるのよ」と実演し、マヘーシュさんも意を決し、妻の後に続いて道路を渡った。

 ベトナムの交通事情に恐怖を感じる外国人は多く、今年7月にホーチミン市を訪れた英国人のベン・マグワイアさんは、ベトナムの道路を渡る行為について、「超難解なゲームをしているようだ」と話した。

 マグワイアさんは、「道路を渡り始めると、バイクが蜂の群れのように僕に迫ってきた。パニックに陥っていたら、親切なお婆さんが僕の手を引いて道を渡らせてくれたんだ。あの時は本当に助かった。道を渡ってバインミーを食べながら一息ついていると、また同じ道を渡って帰らないといけないんだと気づいて軽く絶望したよ」とユーモラスに体験を振り返った。

[Znews 08/08/2025,U].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ホーチミンの市場とともに生きる:バンコー市場 (10:28)

 ホーチミン市のめまぐるしく変わりゆく街並みの中で、バンコー市場(cho Ban Co)は、記憶の断片のようにひっそりと存在している。商人たちは日々、市場で商売を続けている。まるで、1束の野菜が、1kgの玉ネギが...

ゲアン省:自殺志願者を救出する貧しい夫婦、20年で50人以上 (22日)

 北中部地方ゲアン省チュオンビン街区で暮らす貧しい夫婦は、同省を流れるラム川の中流で、橋から飛び降りて自殺を図った大勢の人たちの命を救ってきた。その数は20年で50人を超える。  ホアン・バン・マイ...

クアンニン省:島から持ち出した「石」14kgを観光客が返却 (22日)

 東北部地方クアンニン省コートー島(特区)で、観光客が数年前に島から持ち帰った石14kgを謝罪文とともに自治体に郵送で返却する出来事があった。  返送主は同省ハロン街区に住むNさんで、2015年から2018年に...

東南アジアで最も素晴らしい島、カットバー島が3位にランクイン (22日)

 米国の雑誌「ナショナルジオグラフィック(National Geographic)」はこのほど、「2025年の東南アジアで最も素晴らしい島トップ8」を発表した。ベトナムからは、北部紅河デルタ地方ハイフォン市のカットバー島が...

中部の豪雨・土砂崩れ、死者・行方不明者が52人に増加 (21日)

 農業環境省の速報によると、中部地域の豪雨と土砂崩れにより、各地で甚大な被害が出ており、21日午前までに、死者・行方不明者数は52人となっている。  内訳は、死者43人(◇南中部地方ダクラク省:16人、同...

ベトナムとアルジェリア、戦略的パートナーシップに関係格上げ (21日)

 アルジェリアを公式訪問したファム・ミン・チン首相は、首都アルジェで19日、同国のシフィ・グリエブ首相と会談した。両首相はこの席で、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで一致した。  ...

ベトナム航空、エティハド航空とコードシェア開始 (21日)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空(Etihad Airways)とコードシェア提携を開始した。これにより、ベトナムから中東、欧州、アフリカへ

ダクラク省:洪水で製糖工場から硫酸缶100本が流出 (21日)

 南中部地方ダクラク省ソンタイン村(xa Son Thanh)警察のグエン・ティ・マイ・フオン署長は20日、中部各地を襲った豪雨と洪水災害により、同村にあるトゥイホア製糖工場に保管してあった硫酸缶100本が流されたと...

25年10月の対日貿易収支、1531億円の黒字 前年同月比+8.1%増 (21日)

 日本の財務省が発表した2025年10月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+8.1%増の1530億9700万円の黒字だった。  日本からベトナムへの輸入額は前年同月比+16.4%増の2618億9600...

VTCオンライン、韓国ゲーム会社と提携 プラットフォーム構築へ (21日)

 ゲーム開発などを手掛ける韓国のスマイルゲート(Smilegate)はこのほど、ベトナムの大手ゲーム会社VTCオンライン(VTC Online)と覚書(MOU)を締結した。  MOUにより両社は、スマイルゲートのゲームプラットフ...

グラブ、「外食」サービス導入 飲食店検索や配車も可能 (21日)

 シンガポール系グラブ(Grab)の現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)は、「グラブ」のアプリ上で、飲食店の検索から予約、配車、店での食事までを一体で提供する「外食(Di an nha hang)」サービスを導入した。 ...

中部の豪雨・土砂崩れで21人死亡・行方不明 (21日)

 農業環境省によると、20日午前8時30分までに、中部地域の豪雨と土砂崩れにより計21人が死亡した、または行方不明となった。  内訳は、死者16人(◇南中部地方カインホア省:11人、◇北中部地方フエ市:2人、◇...

神奈川県知事、「ブルー・ライト・ヨコハマ」の越語版MVを公開 (21日)

 神奈川県の黒岩祐治知事が「クロリン(Kurorin)」名義で歌う、いしだあゆみの代表曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」のベトナム語版ミュージック・ビデオ(MV)が、このほどユーチューブ(YouTube)で公開された。 ...

食品虚偽広告事件、ミスコン優勝者ら人気インフルエンサーに禁固刑 (21日)

 成分を偽装した野菜キャンディ「ケラ(Kera)」の製造と顧客に対する詐欺の事件で、ホーチミン市人民裁判所は19日、人気インフルエンサーを含む5人の被告に有罪判決を下した。  被告らは2024年から、「ケラ」...

地場シンクゾーン、大人向け音楽教育スタートアップに出資 (21日)

 地場ベンチャーキャピタル(VC)のシンクゾーン・ベンチャーズ(ThinkZone Ventures)は、音楽教育スタートアップのサニーデイズ・ピアノ(Sunny Days Piano)への出資を発表した。今回の投資は、同社が10月に立ち上...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved