このほど、北部のフート省で男が女性を射殺した後で自殺するという事件が発生した。銃を発砲したのは第二軍区所属の軍人レー・チー・タイン容疑者(30歳)。同医療所によると、タイン容疑者は早朝フート省バングエン村の医療所に職員のグエン・ティ・ハンさんを訪ね、二人が会話を始めて5分ほど経ったところで何発もの銃声が響き渡ったという。
警察と軍隊が共同で調査に当たったところ、現場からは25個の薬莢(きょう)とカラシニコフ(AK)銃一丁が押収された。ハンさんは全身を撃たれて即死、タイン容疑者も頭部を打ち抜いて自殺していた。地元警察によると、一週間ほど前にハンさんがタイン容疑者からの告白を断って以来、ハンさんの家族はタイン容疑者から「もし結婚できないのならハンを殺してやる」との脅迫を受けていたという。