南中部クアンガイ省のチービン駅付近で15日午後5時半ごろ、ダナン-ホーチミン市間を走行中の旅客列車D1号が突然脱線し、緊急停止するという事故が発生した。乗客162人にけがはなかった。2号車前方の車輪が脱線したもので、原因は明らかになっていないが、線路側に問題があった可能性もあるという。
同列車の車掌によると、当時列車は時速55キロで走行しており、カーブに差し掛かる手前で脱線した。「もしすぐに緊急停止できなければ、大変な事態になっていたかもしれない」と車掌は話している。この事故の影響で、ハノイ-ホーチミン市を結ぶTN7号の乗客500人以上がチービン駅で足止めされた。
午後7時過ぎには地元鉄道運輸会社の救援部隊が駆けつけ、列車はおよそ1時間半後に元通り線路に戻された。