南中部クアンナム省タムキー市のチュオンスアン工業団地で20日、ホアンクオック社の工場の拡張工事で作業員が整地作業をしていたところ、敷地内の広さ200平米、深さ約40センチメートルの穴から120体の人骨が発見された。
作業員によると、これらの人骨は穴の中に並んで積み重ねられており、黒い厚手のビニールが巻きつけられ、悪臭を放っていたという。周辺の住民によると、これらの人骨は1968年と1975年に戦乱で逃げ惑い亡くなった人たちの遺骨で、身寄りがなかったために当時の地方政府がこの場所に埋葬したのだという。
発見されたすべての遺骨は、ホアンクオック社が埋葬する準備を進めているが、遺骨の数が膨大なために埋葬する場所が確保できていない。