ホーチミン市ビンチャイン郡のレミンスアン工業団地周辺で草木が白色化している現象(※関連ニュース参照)について、同市植物保護支局のグエン・バン・ドク・テイエン支局長は24日、同支局が行った検査の結果、草木からは農薬が検出されなかったと明らかにした。
テイエン支局長によると、草木の白色化現象の原因は大気汚染で、工場から排出された有害物質を含む蒸気が雨に混ざり、周辺の草木に影響を与えた疑いがあるという。この現象は日増しに周囲に拡大しており、周辺地域の田んぼでは田植えされたばかりの稲、約1へクタールが白色化している。この現象が特に確認されているのは農薬生産工場の排水溝がある地域だ。この地域の診療センターによると、年初からこれまでにのどの炎症、鼻炎、肺炎など呼吸器系の病気にかかる患者が急増しているという。